緊張すると、手汗がじわり・・・そんな経験がない人はいないはず。軽い手汗なら問題はないものの、会議中では書類がベタベタになったり試験中は鉛筆が持ちにくい、答案用紙が濡れて破れてしまうなど影響を与えてしまいます。そんなやっかいな手汗も、市販薬で治すことができるとしたら使ってみたくなるはず。
今回は、手汗に効く制汗剤をランキング形式で紹介します。それだけでなく、手汗の原因や急な手汗対策などもまとめてみましたので参考にどうぞ。
目次
手汗をかいたら自分でできる5つの手汗対策とは?
手汗は誰でもかくものですが、どんなシーンでどれくらいかは個人差があります。先ずは焦らずに手汗を少しでも落ち着かせる事を考えましょう。
手汗対策1:手汗だけに気をとられないようにする
緊張や興奮すると、交感神経が活発に働いて汗が出やすくなります。大好きなアーティストのコンサート前に心臓がドキドキしたり、手汗がじわっとでるのも交感神経が優位になるからです。
同じように、面接や試験、お見合いのように「初めて経験する」「大舞台に出る」と手汗が増えます。特におかしい事ではなく、これは誰でも体験することです。気持ちが平坦になれば、次第に落ち着いて汗は止まります。
このような精神的発汗は、焦れば焦るほどにひどくなるので、いつまでも治まらない・水を浴びたように滴る場合は交感神経が過剰に働いてしまっている事が考えられます。手汗を止めるには、気にしないようにして交感神経と副交感神経のバランスが上手くとれるようにすることが大切です。
手汗対策2:生活習慣を見直してみよう
手汗は交感神経が優位になることで、強く発汗します。この交感神経は緊張している時だけでなく、ストレスを感じたりしても優位になりますが、勉強中や仕事中などにも働いています。
休憩したり、リラックス、眠っている時には副交感神経が働くので交感神経は休みます。昼間には交感神経が夜には副交感神経と入れ替わり体力を回復したりストレスを解消します。
健康な人は、日中も交感神経と副交感神経の入れかわりが行われますが、ストレスを溜めすぎたり、生活習慣に問題があると上手く切り替えができなくなります。
夜遅くまで起きていたり、スマホやパソコンを寝るまで見ている、運動習慣がないなど、「仕事だけでいっぱいいっぱい」な生活をして、休んでいるようで実は体を痛め付けてしまうと、体の機能を働かせる代謝機能が低下してホルモンバランスが崩れます。
自律神経をコントロールする脳の中枢器官では、交感神経と副交感神経のバランスだけでなくホルモンも管轄しています。生活習慣が乱れてしまうと、ホルモンバランスと自律神経のバランスが同時に崩れるので、手汗がより増えたり止まらなくなる事も考えられます。
手汗対策3:食生活を改善しよう
生活リズムだけでなく、毎日口にする食事が「汗をかきやすい」ものであれば、手汗にも影響を与えているかもしれません。香辛料のたっぷり入った、インド料理や、台湾・中華料理などはできるだけ避けた方が良いでしょう。カフェインやカカオなど、交感神経を刺激する成分が入ったものも、食べすぎないようにしてみましょう。
偏った食生活は、代謝機能のバランスを悪くしてホルモンバランスを乱しますから、手汗の原因にもなります。生活リズムが崩れれば、食事も適当になってしまうもの。早寝早起き習慣をつけ、適度な運動とバランスのよい食事を続けること。手汗をコントロールするためには根本解決も必要です。
汗をかきたくないから水分を控えてしまう人もいるようですが、人間の体の多くは水分でできています。体に必要な水分を補給しないと、脱水症状を起こすだけでなく血液の流れが悪くなりますので、健康にもよくありません。余分な水分は尿で排出されますので、必要な水分はきちんと摂取しましょう。
手汗対策4:急な時に手汗を止めたい!そんな時の対策とは?
デート中に手汗が増えて手を握れない、商談が成立しそうなのに握手ができない。突然、他人と手を握る機会が訪れたときにに手汗が止まらずに焦ってしまう。どうにかして恥をかきたくない・・・そんなに手早くできる対策はあるのでしょうか。
手汗対策5:ツボを刺激して手汗を止めよう
精神発汗が出やすいのが、手のひらです。その手のひらには、精神を安定させるツボがありますので、急な時にはツボを押して気持ちを落ち着けてみましょう。
合谷(ごうこく)
疲労回復効果もある万能のツボで、場所は親指と人指し指の骨が重なるところになります。手を広げると窪みがあるのでわかりやすく、疲れていると痛みを感じるのでわかりやすいでしょう。
不安やストレスを解消できますし、指で簡単に押せますから試してみましょう。反対の親指で、骨の下に押し込むようにすると効果があります。しっかりとツボを押して離すを3から5回程度行いましょう。やりすぎると痛みが強くなるので注意です。
労宮(ろうきゅう)
手のひらの中央にあり、少しへこんだ場所になります。気持ちを軽くしたり、緊張をほぐす効果があります。
半側発汗を利用して手汗を止めてみる
怪我をして足や腕を固定したり、圧迫した経験のある人はわかると思いますが、片側を押さえてしまうと反対だけ汗をかきやすくなります。舞妓さんは、胸の高さで帯を絞める事でお客に見える顔や首に汗をかかないようにしています。
下半身は汗をかいても、顔や首に汗をかきにくくなれば化粧崩れもなくいつも愛らしい笑顔でいられるからです。仕事などで、どうしても手汗をかきたくない場合、ベルトでバストライン下を圧迫すると上半身の汗が減るので手汗にも効果を発揮します。
呼吸法で手汗を止める
現代人は、常に焦ったりストレスを感じるために呼吸が浅くなっていると言われています。また息を吐ききれないままに、息を吸うのでより交感神経が優位になりやすいです。
しっかりと空気を体に送り込み、吐き出すことは汗をコントロールするためにも大切なのです。気持ちを落ち着けるためにも、呼吸を意識したり緊張した時には腹式呼吸を意識しましょう。
何をしても手汗が治らない…そんな手汗は病気かもしれません
手汗をかくのは珍しい事ではなく、日常的にあるのですが、対策を色々とやるにも関わらずまったく効果を感じられない場合には、手掌多汗症という病気の可能性があります。
手掌多汗症とは
手汗の原因は、自律神経のコントロールが上手くいかずに発汗機能が正常に働かないことです。手掌多汗症は、交感神経が常に活発に働き過ぎることで起きるのではと考えられています。一旦止まらなくなると、日常生活に影響が出てしまいますので病院で治療を受ける事も考えてみましょう。
手掌多汗症の治療にはどんなものがある?
手掌多汗症は、主に手のひらに汗を大量にかいてしまう病気です。軽度の場合には、外用薬で様子を見ますが中度から重度の人には心身療法や手術なども検討します。
外用薬による治療
手のひらの汗腺を塞いで、汗の量をコントロールするのが「塩化アルミニウム」を使った治療です。即効性はありませんが、しばらく塗り続けていると1週間程度で汗が減ります。日中は汗で薬が流れてしまうので、就寝前に塗って翌朝洗い流して使います。人によっては薬剤が強く、かぶれたりかゆみを感じる事もあるようです。
ボトックス注射で発汗を抑制
ボトックス注射はシワやたるみを改善するだけでなく、発汗を抑える効果があります。1回で半年は手汗を気にせずに過ごせますが、健康保険対象外ですので治療代が高額になるのがネックです。
神経遮断薬を使う
塩化アルミニウムは外用薬ですし、ボトックス注射も患部に直接使います。神経遮断薬は、経口で飲む薬で発汗を促進するアセチルコリンを抑えて汗そのものを減らします。手汗だけでなく、全身の汗が減りますから副作用が現れやすいデメリットがあります。
イオントフォレーシス
微弱な電流が流れる機械に水道水を入れて、手を浸します。水素イオンが細胞に作用するので汗を作りにくくし汗を減らしてくれます。汗が止まるまでは週に1回程度の通院、治まれば月に1回から2回の通院をします。塩化アルミニウム液で効果が出ない場合、イオントフォレーシスを併用する事が多いようです。
手術による交感神経節遮断術
手汗は交感神経のコントロールにより発汗します。これを遮断すれば汗を止めることができるので、どのような治療も効果がないとなれば検討します。効果は高いのですが、手汗が止まっても他の部位から汗が流れてしまう、代償性発汗が起きやすいのでカウンセリングでよく話を聞き、納得できてからがよいでしょう。
手汗専用の制汗剤を使ってみる
市販の制汗剤は、脇や足などのにおいも気になる部位をメインに考えたものが多いので、手汗には使いにくさを感じます。制汗シートは、手を拭くようにさりげなく使うことはできますが思うような効果を得ることはできません。
仕事や家事、学業のなかでも手は常に動かしていますので、汗が増えるとスムーズに動くことができません。制汗効果が持続する制汗剤があれば、そんな心配も不安もなくなりますね。
手汗専用の制汗剤の選びかた
手汗はにおいより汗を止めることをメインに考えたいもの。皮膚科で処方される「塩化アルミニウム」が配合されたものは、強い制汗作用があり手汗に効果があります。手汗はにおいを気にすることはありませんので、殺菌・抗菌成分は配合されていなくても問題はありません。
複数の殺菌・抗菌成分はできれば配合されていないものの方が刺激がなく安全に使えます。肌が弱くかぶれやすい人は、塩化アルミニウムよりも刺激が少ない「クロルヒドロキシアルミニウム」配合の制汗剤が良いでしょう。
手汗を止めるためには、直接ぬることができるタイプがベスト。クリームやローションタイプはしっかり制汗できますし、べたつきが気になるのであればパウダーのダブル使いが良いでしょう。
手汗がどれだけ流れるのかにもよりますが、軽い手汗にはパウダー、じっとりしたり流れるような場合にはローションやクリームがおすすめです。
手汗用制汗剤はこれで決まり!おすすめランキング
病院での治療は効果がありますが通院するのも時間が必要ですし、それが負担になる事もあります。生活習慣を見直しながら、もっと手軽に改善したいなら手汗用制汗剤を使ってみること。昔ながらの制汗剤から、通販品で効果が高い商品を集めました。少しでも今の状態から抜け出すことができれば、もっと気持ちも軽くなり汗の量もきっと減るはずです。
第5位 オドレミン
- 昔からある制汗剤
- 大手ショッピングサイトで購入できる
- 皮膚科での治療にも使われている塩化アルミニウムが成分
オドレミンは昔から、多汗症やワキガ対策に使われてきた医薬品です。成分は塩化アルミニウムで、病院での処方より濃度は低いですが十分な効果があります。
塩化アルミニウムは、一時的に汗腺に炎症を起こすので使うことでかゆみや赤みが出てしまう事もあります。病院のものよりも副作用は低いようですが注意して使いましょう。一部の薬局や大手通販サイトで取り扱いがあります。
オドレミンの口コミ
最初は美容液のようですが、乾くとサラサラになりました。塗らないよりは汗が少し治まります。
病院での処方よりソフト
以前は病院で治療を受けていましたが、引っ越しした事で中断。オドレミンが良いと聞き使いました。かゆみもなく手汗も止まるし、軽度なら十分ですよ
長く使うと効果は薄れます
最初は良いのですが、長く使うと効果が薄れるようです。長期の使用は手荒れの原因になりますから、様子を見ながら使うと良いですよ。
第4位 ファリネ
- コンパクトで携帯しやすいパウダータイプ
- 美容雑誌や新聞にも掲載される注目の制汗剤
- 無添加で肌にやさしい処方
- ナノイオンが手汗をガード
- 30日の返金保証付
手汗対策の商品は、クリームやロールオンタイプがメインです。ファリネは最近雑誌でも取り上げられるパウダータイプの制汗剤。医薬部外品で、モンドセレクションを受賞するなど品質の高さも認められています。
ファリネの口コミ
デートで焦らない
彼とのデートで手を繋ぐことができずに、いつも距離を感じていました。手汗が多いことは正直に話していましたが、何となく手を繋ぎにくくて・・・。ファリネを使ってから、手汗を気にすることもなくなり恋も仕事も全力です。
即効性はあり!
パウダーをはたくと「ついてるの?」ってくらいに自然。汗も止まるしベタベタもないのがびっくり。一旦汗が止まると精神的にも気楽です。
気になる時だけ使ってます
長時間は効きませんが、汗が気にならなくなるので前ほど汗ばみません。肌にもやさしい感じだし、使ってよかった。
第3位 フレナーラ
- プッシュで簡単
- ジェルだから白くならない
- 女性誌でも話題になった手汗ケア用品
- 天然エキス配合で肌にやさしい
クロルヒドロキシアルミニウムに天然エキスを7種類配合。即効性はないものの、肌あれの心配をすることなくじっくりと効果を実感できる商品です。
体の中でも、手は良く動かす部位ですから、荒れていたりかゆみが止まらないようでは困ります。フレナーラは、毎日使うことで制汗効果が持続し、その回数を減らす事もできます。プッシュタイプで衛生的、返金保証も180日あるのでじっくり使って効果を試せます。
フレナーラ口コミ
使っていたら気にならなくなった
即効性はありませんが、1週間くらいで手汗が激減し驚いています。こんな簡単なケアで良いなんてうそみたい
べたつくけど効果アリ
塗るとなかなか乾かないので、ドライヤーで乾燥させるのが面倒。でもつかうと汗は止まるので安心して過ごせます。
かゆくならない制汗剤
オドレミンを使っていましたが、手の皮がむけて大変なことになりました。新聞で紹介されていたこちらを使ってからは、それもなく安心。手汗も止まったし仕事に集中できます。
第2位 テサラン
- まとめ買いが安い
- 朝に塗れば1日サラサラ
- 全額返金保証制度あり
- 制汗だけでなく消臭効果もある
汗が出る前にハンドクリームのように塗り込むだけ。スキンケア感覚で使えるので、精神的な負担も少なく定期縛りなしでコスパもよし。1本で2ヶ月使えるので、じっくり効果を感じられます。
テサランの口コミ
こんなクリームを探してました
消臭力のあるものは見かけましたが、手汗をガードするタイプは刺激が強く肌に合わないものばかり。病院での治療が安心かもと思った時に見つけました。1本試してよかったのでまとめ買い!手はかゆくならないし、ハンドクリームみたいに使えて安心です。
伸びも良くて手汗とサヨナラ
こんなクリームで・・・と使ってみたら、手汗を気にせずに1日が終わってました。手がカサカサになるわけでもなく快適。少量でしっかり塗れるし手放せません。
第1位 デトランスα手足用
- ローションタイプで衛生的
- 就寝前に塗って翌朝拭き取るだけ
- 医療大国デンマーク産の強力な制汗剤
デトランスαはワキガや脇汗対策の制汗剤としても話題の商品です。成分は塩化アルミニウムを高濃度を配合、どんなに大量な汗もピタッと止めます。脇用はロールオンでしたが、手足用はローションで指の間にもしっかり塗りこめるように工夫されています。
何日かつかえば汗の量が減っていくので、その後は日にちをあけて塗るだけと経済的。定期縛りもないいので、気楽に購入することができます。
デトランスα手足用の口コミ
塗り直しがいらない
塗り直しがいらない
他の制汗剤にように途中で塗り直しは不要。夜塗ったら、朝手を洗って出かけるだけです。1週間使ったら手汗が止まったので、しばらく使わずに汗をかいたらまた塗るを繰り返しています。
手がサラサラです
いつも濡れたようにべたついた手のひらでしたが、これを使ってから嘘のように気にならなくなりました。ローションなので、コットンに浸してつかっていますがかゆみもなく安心です。
待ってました!
脇タイプは知っていましたが、ロールオンだったし使いにくそうで別の制汗剤を使っていました。コスパ的にも安いし、効果は絶大だし、もう手放なすことはできません!!
手汗用制汗剤ランキングまとめ
一般的な制汗剤は、脇汗を抑えるものがメインだったので手汗が多い人は、病院での治療を余儀なくされていました。特に手は体の中でも動く頻度が高いので、「洗ったり、動かしても落ちない」「継続性がある制汗剤」が求められます。
今回紹介したのは、手汗専用の制汗剤として雑誌や新聞で話題になっている商品をメインにとり上げました。手汗の原因はひとつではありませんし、制汗剤をつかわなくても生活習慣を見直したことで気にならなくなる人もいるでしょう。
それでも、このような商品が側にあるだけで精神的な不安がなくなり手汗が減ることもあります。また使うことで、手汗を気にせずに生活できる人もいます。
自分に合った制汗剤を使うことは、気持ちが楽にするだけでなく、生活の質が高くしてくれるもの。今回紹介した制汗剤が、これを読んでくださった皆さんの力になればと思います。
最初はしっとり、後はサラサラ