コーヒータイムが加齢臭の原因だとしたらどうしますか?
健康効果もあるコーヒーがどうして加齢臭の原因になるのでしょうか。
コーヒーと加齢臭の関係性についてまとめてみました。
目次
若くても加齢臭!先ずは加齢臭の原因
中高年独特の体臭を「加齢臭」と呼ぶようになって随分になりますが、近年では若者の中でも加齢臭を感じる人が増えています。加齢臭の原因になるのはノネナールという物質です。
このノネナールは、脂肪酸が分解され酸化したことでにおい物質として生まれます。
私達の肌は皮脂線から生まれる皮脂で潤いを保っています。加齢と共に、この皮脂の中に9-ヘキサデセン酸という脂肪酸が増えるのですが、同時に過酸化物質も増加する為に様々なにおい物質が作られていきます。
加齢臭は洗ってもデオドラントをしても、泉のように湧き出ると表現されますが、脂肪酸の増加と酸化が問題なわけですから体内からのアンチエイジングこそが加齢臭予防に繋がるのです。
コーヒーには薬理作用がある!
コーヒーは体に悪いという人もいれば、健康に良いから毎日飲んだ方が良いという人もいます。
コーヒーにはカフェインだけでなく、タンニンやポリフェノール、クロロゲンなど体の調子を良くしたり安定させてくれる成分が豊富です。
中でもカフェインは、集中力を生み出したり頭痛緩和、抗酸化作用など様々な効能があります。
またコーヒーの香りはアロマと呼ばれ、入れたてのコーヒーには精神力を集中させたりする為にスポーツ選手にも試合や競技前にはコーヒーを飲むようです。
コーヒーには害もあるって本当?
コーヒーには発ガン性があると話題になりました。
アクリルアミドという物質が微量に含まれているのですが、人に対する発ガン性はなく世界保健機関及びIARCの調査ではガンリスクを減らすものとして期待が出来ると発表されています。
胃液の分泌過多の人や貧血気味の人は、飲みすぎると胃が痛くなったり貧血が酷くなるので控えめにするなどの工夫をされた方が良いようです。
こんなに素晴らしいコーヒーが加齢臭を生み出すの?
胃腸の弱い人がコーヒーを何杯も飲むと胃痛を起こす事から、コーヒーは刺激物で皮脂の分泌を活発にすると言われていましたが、1日3杯程度であれば健康効果があるとされています。
コーヒーに含まれるポリフェノールが、体内で抗酸化作用をもたらすためにサビを落とすことも分かっています。
加齢臭を酷くするよりも、酸化を抑制してくれる効果が期待できるのです。コーヒーは強い香りがある為に体臭や加齢臭を強くすると考えられてきましたが、上手に利用すれば過酸化脂質の増加を食い止めてくれる働きをしてくれるかもしれません。
コーヒーは加齢臭ではなく口臭の原因になる!
ビジネスマンに多くは、昼食後にコーヒーを飲んで職場に戻るのではないでしょうか。
コーヒーは焙煎することで、独特の風味のある飲み物になるのですがその焙煎成分が舌に付着すると、舌苔(ぜったい)が付着し口臭が発生します。この舌苔はコーヒー以外にも、食事のカスが舌に蓄積されたものですから真っ白になるまで放置してしまうと口臭が強くなってしまいます。
コーヒーは酸性の飲み物ですから、飲み過ぎると口内にバクテリアが増殖する為に口臭がするようになります。
これが体臭や食事のにおいなどと混ざりこむ事が、加齢臭をひどくしてしまう原因の1つです。加齢臭は、全身から臭いますが、頭皮や体、口臭などが混ざり合うと広範囲で臭いが分散されるようになるのです。
コーヒーを飲むと口臭が強くなったり、加齢臭が強くなる人はどんな対策をすべき?
まずはコーヒーを飲む回数を減らすこと、何時もよりもコーヒーを薄めにして飲むことです。ミルクには脂肪が含まれていますから、砂糖も一緒に減らすかできるだけブラックで飲む習慣をつけましょう。
脂質の多い食事の後には特にミルクは控えた方が良いですね。カフェでコーヒーを飲んだ後には、水をしっかり飲んでキシリトールガムを噛むと、酸性に傾いた口内をアルカリ性にすることで嫌な臭いを抑えると共にむし歯予防する事ができます。
コーヒーを飲むと口の中がスッキリするのは、コーヒーが酸性の飲み物だからですし、ミルクに含まれるタンパク質が口内で分解されると揮発性硫黄化合物になり臭い物質に変化することで加齢臭が強くなったように感じるのです。
加齢臭がある人は、口臭も強くなる傾向がありますのでコーヒーの飲みすぎにはくれぐれも注意してください。
加齢臭は体の酸化によって起きますので、食事では野菜類をできるだけたくさん食べたり、抗酸化作用のあるポリフェノールが多い食材を積極的に摂取する、代謝アップを心掛けアンチエイジングすることで体の中から健康にしていくことが大切なのです。
食事以外で出来る加齢臭予防は?
コーヒーが加齢臭を促進させるのではなく、ミルクやコーヒーと一緒に食べる食事の内容が問題であるわけですから「飲み過ぎない」「ミルクと砂糖を控える」事はもちろんですが、体の酸化を食い止めると同時に皮膚の脂質コントロールをすることが大切です。
加齢臭が強いという事は、実年齢よりも体が老化しているという事になるわけです。
加齢臭が起きる一番の原因は、ストレスによるフリーラジカルの発生です。中高年に加齢臭が多いのも、仕事や家庭でストレスを抱える事が多くなり発散できていないことも繋がっているのです。
無理に激しい運動をしなくても、好きな趣味に没頭したり香りのよいアロマで気分を落ち着けるのも良い方法です。肌の老化を防ぐ、クリームやローションをお風呂上りに塗るのも効果的なのは女性がアンチエイジングの為にスキンケアに念入りな事でもお分かりでしょう。
加齢臭予防には薬用ボディソープで気持ちのサビも落としましょう
加齢臭は脂肪酸の酸化ですから、食事から見直し改善する必要がありますが「そんなのんきな事では仕事に差し支えてしまう」人もいるでしょう。加齢臭は「オジサン臭」とも言われていましたが、最近では女性も多く悩みを抱えています。
女性の社会進出によって、よりビジネスシーンにも清潔感が強く求められるようになったことも加齢臭に敏感になってきているようです。
通常のボディソープの中には「フローラルブーケの香り」や「石鹸の香り」など、周囲に好感を与えるものがたくさんあります。ところが、加齢臭はこのようなボディソープや消臭石鹸では消える事はなく、最悪は臭いが混ざって悪臭と化する事もあるようです。
そんなことにならない為にも、体臭や加齢臭対策のボディソープでしっかりと余分な皮脂を洗い流し皮膚を正常な状態に保つようにしましょう。男性向けの、クリアネオボディソープはユーカリの香りでリラックス効果もあり加齢臭対策として人気があります。
女性ならローズボディ・リフレッシュのローズの香りで、心も晴れやかになるでしょう。
どちらも体臭・加齢臭をしっかり抑えるだけでなく、仄かな香りが心まで落ち着かせてくれます。
コーヒーだけでなく、香りやにおいが強いものは口にするだけで体臭と一体化してしまいますから、食べ過ぎたり飲み過ぎれば加齢臭を強くしてしまいます。
コーヒーは心を落ち着かせたり精神集中など良い効果もありますので、適度に生活に取り入れながら加齢臭対策をはじめましょう。