ふと髪の毛に目をやると「私こんなに白髪があったの!?」とビックリすることはありませんか?
最近染めたのにもうこんなに白髪がぎっしりと…と落胆してしまいますよね。白髪染めとは一体どのような頻度で使っていけば良いの?と疑問に思う方も多いでしょう。使いすぎると髪は傷んでしまうだろうし…でも頻度を増やすわけにもいかないし、など白髪染めの「頻度」はとても難しい問題です。
そこで今回は
- 白髪染めの適切な頻度
- 髪を傷めずに白髪染めをする方法
- 髪の毛が傷んでる場合白髪染めをして良いのか
をご紹介していきます。是非参考にして下さい。
目次
白髪染めって結局どのくらいの頻度が良いの?
今回は白髪染めの適切な頻度を知るために「30〜40歳」の女性の方に
- 白髪染めの頻度
- 白髪染め後どの程度で白髪が気になるのか
のアンケートを実施しました。
世の中の「30~40代」の女性は白髪染めをどのくらいの頻度で行っているかを知ることで、自分の白髪染めの頻度は平均的なのかを見ていきましょう。もちろん髪が生えてくるスピードは人それぞれなので、平均から離れているからと言っておかしいという訳ではありません。自分の白髪が気になり始める時期と、白髪染めの平均を照らし合わせながらアンケート結果を見てみましょう。
アンケートの結果
- 白髪染めの頻度→3週間に一回
- 白髪が気になるまで→2〜3週間
が多いのが分かりました。
2つのアンケートを比較してみると、白髪が気になるまでは「1週間~3週間」と早い段階で気になっている人が多いにも関わらず頻度は気になり始めてから少し時間が経って染める方が多い事が見受けられます。中には「1週間に一回や2週間に2回」と白髪が気になり始めたらすぐ染める方もいらっしゃるようです。
白髪は生え始めは回りから見ても目立つものではありません。白髪が生えるスピードが平均よりも早い方以外は、自分で多少気になる程度では直ぐに染める必要もなさそうですね。アンケートを見る限りでも「自分が気になる」というよりも「回りに白髪が見える」という事を意識して染める方が多いようですので家族など気兼ねなく聞ける人に白髪が目立ってきているのかを聞いてみると自分の白髪染めの最適な頻度を知り事ができるでしょう。
白髪染めは自分の髪の傷み具合などとも相談しながら染めていかなくてはなりません。「1週間や2週間で染めている」という方は市販の白髪染めで染めている方も多いと思いますので、自分の髪がどの程度傷んでいるのかを一度美容室で確認してもらうのも良いですね。このようにプロと相談しながら白髪染めの頻度を決めるのも自分に最適な白髪染めの頻度を知ることができるでしょう。
また、髪全体を染めるのは2ヶ月に一回、部分染めは3週間に一回が一般的です。
リタッチの場合白髪染めは2ヶ月に1回がベスト
髪の毛は2ヶ月に約2cm伸びます。
リタッチで白髪染めをする場合はこの「2cm」を染めて行く事になります。
根本の2cmというと地肌に近いため髪の温度が他の部分に比べ高い傾向にあり、カラー剤は髪の温度が高いほど染まりやすくなるのです。
つまり、「根本2cm以内で染めるとムラになりにくい」という事です。ちなみに、美容室だと2cm以上ある場合は2回に分けて時間差で染めるらしいのでムラができてしまう可能性も高くなるでしょう。
髪の毛の長さでも決まる
髪が長ければ長いほど白髪染めをした場合に毛先の傷みが変わってきます。髪の毛が長い人は白髪染めの頻度を伸ばす必要があります。髪の毛の傷み方は十人十色。2ヶ月開けて染めても何ともない方もいれば3ヶ月開けて染めてもギシギシに傷んでしまう方もいらっしゃいます。「白髪染めをすると髪がギシギシ傷んでしまう」と言う方は白髪染めの頻度が早過ぎるのかもしれません。最初は1週間ずつ頻度を伸ばしていき髪の毛の様子を見て行く事でロングヘアーの方は傷みを軽減していきましょう。
頭皮や髪質の状態にも関係がある
白髪染めをする場合頭皮がヒリヒリした経験はありませんか。これは、頭皮が乾燥していたり傷がある場合に多く起こりうる現象です。人間の皮膚は約28日で古い皮膚が剥がれ新しい皮膚に生まれ変わります。これをターンオーバーと言います。加齢とともにターンオーバーの期間は伸びてしまいますので40歳ですと40日ほどと考えるのが妥当でしょう。ターンオーバーの期間中に何度も白髪染めをしてしまうと頭皮は荒れてしまいかぶれやフケなど頭皮トラブルの原因となってしまいます。
白髪染めをするとヒリヒリしてしまうのは薬剤なので当然ですが、薬剤を塗ってしばらくしてもヒリヒリが治らず傷みがます場合は頭皮が荒れている可能性が感がえられます。白髪染めの頻度が高く傷みにお悩みの方は白髪染めの回数を減らしてみましょう。白髪染めのヒリヒリの原因にはそもそも白髪染めの薬剤が合っていない場合もありますので強い痛みを感じるのであれば美容師さんと相談しできるだけ頭皮に薬剤を付けないようにして施術してもらうや、薬剤を変更してもらう必要があります。
頭皮と同様髪の毛の傷みが激しい場合にも白髪染めは控えた方が良いでしょう。髪を染めるとき薬剤は髪のキューティクルをこじ開けて色を浸透させていきます。キューティクルを開ける事で髪の毛はゴワつき一度開いてしまったキューティクルは完全に閉ざすことはできません。キューティクルをこじ開ける時には「アルカリ性・過酸化水素」が働きこの成分はアミノ酸シャンプーなどで落としていかない限り髪に残留してしまいます。髪に残留したアルカリ性・過酸化水素によって髪を染めた後も傷め続けてしまいます。
このような状態で頻繁に髪を染めてしまうと髪はどんどん傷み、栄養を抜かれて細くなってしまいます。白髪染めでの傷みでお悩みの場合は頻度を長くした方が良いです。
傷みが気になるけど2か月程度で染めたい場合は?
白髪は2ヶ月もすれば頭頂部を白く埋め尽くし始めます。そこでまたフルカラーをしてしまえば痛みは増していきますよね。白髪染めでの傷みが酷いと感じる場合はリタッチ中心で白髪染めをして行く事をおすすめいたします。リタッチですと、新たに生えてきた部分のみに薬剤を塗りますのでフルカラーに比べると大分傷みを軽減できます。例えば、2ヶ月置きに白髪めをする場合は、フルカラーの次はリタッチで染めるなどと決めておくと次のフルカラーまで4ヶ月開くことになります。こうする事によって白髪染めによる髪の傷みを大幅に軽減でき常に綺麗を保つ事が可能になるでしょう。
白髪染めのやりすぎには要注意!ダメージを受けすぎると…
先程少し説明いたしましたが白髪染めの頻度が高いほどダメージは大きくなります。アンケートでも早い方は2週間のペースで染めているのがわかりますが髪の状況を把握せずに闇雲に白髪染めを繰り返すと、髪のキューティクルは剥がれ落ち細くガサガサと絡まりやすい髪になってしまいます。
また
- 枝毛
- 切れ毛
- 抜け毛
- フケ
などの原因ともなってしまいます。白髪は少しでも生えてきたら気になって直ぐにでも染めたい…という気持ちは分かりますが白髪染めが原因で髪が荒れてしまっては元も子もありません。白髪染めは頻度を守らなければ返って髪を汚く見せてしまう事だってあるのです。
白髪染めはおしゃれ染めとは違うの?
白髪染めとおしゃれ染めは「髪を染め上げる力」が違ってきます。
簡単にまとめると
- 白髪染めは元々色素が抜けている髪にキューティクルを剥がして色を入れ込んでゆく
- おしゃれ染めは脱色し色素を抜きながら色をいれそんでゆく
という感じです。結局、作用的にはさほど変わらないのですがおしゃれ染めは明るければ明るい色になるほど脱色力は強くなり髪の傷みも大きくなってしまいます。髪にダメージが与えられれば髪の毛は触るとゴワつきを感じ、指通りが悪くなります。
一方、白髪染めはおしゃれ染め程髪の傷みは少ないけど浸透力が強く地肌から薬剤が体に吸収されてしまい健康上良くないという意見も多くあります。白髪染めの色よりもおしゃれ染めの方が気にいる色があるという場合はおしゃれ染めで白髪を染めても「大きくムラが出る」という事は少ないと言われています。
傷んだ髪は戻らない
「髪が傷んでるからトリートメントで治さないと!」と思う方は多いのではないでしょうが「一度傷んだ髪は戻りません」。
髪が傷んだ状態を簡単に言うと
髪の毛がたんぱく質で出来ているということ。例えば、卵もたんぱく質で出来ていますが、ゆでたり焼いたりして熱を加えると、もう元には戻りませんよね?髪も同じなんです。
ですので傷んだ髪は一度切らない限り完全に無くしてしまう事は不可能です。
なぜ「傷みが気になる方用」などとうたったヘアケア商品があるのかというと剥がれたキューティクル部分から髪に栄養を与えてスカスカな部分を埋めて擬似的に髪を再生させているからなのです。美容室のトリートメント施術も同じで、スカスカな場所が潤う事で指通りがサラサラでまとまった髪が実現できます。美容室に行った後は髪がサラサラですが長続きはしません。剥がれたキューティクルは元にもどらないのでそこから日に日に栄養は抜けていきます。
ですので家庭でもアフターケアをしていくことが必要不可欠となるのです。
白髪染めによるダメージを抑える3つの方法
白髪染めをすると髪が傷み再生しないなどと聞くと「白髪染め自体してはいけないのか」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、そのような事はなく髪を最大限にケアしてあげる事によって傷みを隠しながら白髪染めを行なって行くことができます。今まで「白髪染めは傷むから」と仕方なく頻度を下げてきた方はこれから紹介する方法をぜひ試してみて下さい!
1.アミノ酸系のシャンプーを使う
私たちが普段ドラックストアなどで購入するシャンプーには界面活性剤という成分が使われておりこれは、市販の洗顔などにも使用されていますが、皮脂汚れなどに強く働く成分であり、お肌にあまり良い成分ではありません。
市販の商品は、「誰でも汚れが取れる」ように設定されているので肌の弱い方は特に乾燥や皮膚トラブルを招いてしまうのではないでしょうか。
そこで使用するのがアミノ酸系シャンプーです。アミノ酸系シャンプーは、洗浄力が弱いため地肌の皮脂を残しながら洗っていく事ができます。「皮脂を残して大丈夫なのか?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、皮脂の取りすぎはかえって肌の乾燥を招き、肌が乾燥していると勘違いした体が過剰に皮脂を作ってしまいます。
お肌は皮脂を取りすぎないように洗っていくのが基本中の基本です。洗浄力が弱いという事は白髪染めの流出を防いでくれ「色落ち防止効果」にも繋がっていきます。
しかし、アミノ酸系シャンプーには欠点もあり泡立ちが悪い事です。普通シャンプーはモコモコの泡で洗うのが基本ですがアミノ酸系シャンプーはモコモコと泡が出にくい為「キチンと洗えているのか」と不安になってしまう事もあります。
必要な分だけ皮脂を残しながら洗い上げていくので、洗えていない訳ではないのですが市販のシャンプーなどに慣れている人は少し物足りなさを感じる事でしょう。
今では、アミノ酸系シャンプーにも泡立ちをサポートする商品が販売されていますので泡立ち・洗浄力を上げたい方はそちらを使用すると良いと思います。アミノ酸系シャンプーは普通のシャンプーに比べると高いですので、ドラックストアなどで300円ほどで購入できるシャンプーに慣れている方は手を出しにくいでしょう。自分一人で使うのであれば数ヶ月は持ちますのでそこまでコスパが悪いものではないので、傷んだ髪をまとめる時間や美容室で定期的にケアしてもらうよりは自宅でアミノ酸系シャンプーでケアしていく方が時間もかからずお得だとも考えられます。
アミノ酸シャンプーは、髪に栄養を与えてキューティクルを整え保湿効果も高いので白髪染めで傷んだ髪も補修しながら洗い上げていく事が可能です。カラー持ちが悪い・カラー後すぐに髪がパサつく方はぜひアミノ酸系シャンプーに変えてみてはいかがでしょうか。
2.必ずしっかりと髪の毛を乾かす
髪を乾かすのが嫌いな方はとても多いのではないでしょうか。私もその一人です。髪を乾かすのって手は疲れるし中々乾かない髪を見ていると急いでいる時はとてもイライラしますよね。特に髪が短い方や男性の方は放って置いてもそのうち乾くからいいやっと自然乾燥させる方もいらっしゃいます。しかし、髪をしっかりと乾かさないと実は髪にとても大きな打撃を与えてしまっているのです。
髪を乾かさないと
- 薄毛
- 髪を傷める
- においが出る
などに繋がり濡れたまま放置してしまうと頭皮が冷えてしまい血行が悪くなってしまいます。血行が悪くなる事により髪に充分な栄養が与えられなくなり薄毛・抜け毛の原因となってしまいます。濡れた髪というのはキューティクルが完全に広がっている状態です。キューティクルは広がっていると栄養も入れやすいですが、同時に栄養がダダ漏れとも言えます。濡れた髪を乾かす事でキューティクルの広がりは落ち着きますが(完全ではないのですが)広がったままにしておくと栄養は外へ漏れる一方で次第に髪は栄養を無くしていきパサパサゴワゴワとなっていきます。
髪が濡れていると頭皮にペタッと引っ付いている状態で、濡れた髪と頭皮の間でムレが起こり雑菌が湧きます。その雑菌をエサに次はカビ菌が発生し始めます。例えば濡れた髪のまま枕に寝てしまうと、枕も同じく雑菌・カビ菌が増殖してしまいとても臭い匂いを放ちます。日常で言うとブーツ蒸れ・靴下蒸れなどと同じです。「髪が何だか臭うな…」と思いましたら髪の毛の乾かし方に問題があるかもしれません。
だからと言って、闇雲にカラカラになるまで髪を乾かしてしまっては返って髪の乾燥を招いてしまい傷みの原因となってしまいます。「じゃあ髪はどのような乾かし方が理想なの?」と思われる方もいらっしゃると思いますので正しい髪の乾かし方をまとめてみました!ぜひご参考にされてください。
正しい髪の乾かし方
1.ドライヤーを髪に当てる前に水分を出来るだけ絞る
実はドライヤーそのものも髪を傷める原因となってしまいます。ドライヤーを当てる時間を出来るだけ短くする為にも、髪の水分をできるだけ取り除きましょう。
2.タオルドライをする
タオルドライとは乾いたタオルで地肌と髪を拭いていく作業です。髪から水分がポタポタと落ちてこないまでタオルで拭いていきましょう。
3.洗い流さないトリートメントを付ける
髪は濡れている状態が一番キューティクルが開いています。そこへトリートメントを付ける事で栄養を上手に補給させる事ができます。髪をドライヤーの熱から保護する役割も果たしますので忘れずにつけましょうね。普通のトリートメントではなく洗い流さないトリートメントを使用してください。
4.ドライヤーを当てていく
今は、髪の傷みにくいドライヤーが出ていますね。そちらを使うのが一番良いのですが結構高価な為直ぐに用意する事は難しいでしょう。
ドライヤーは根本から乾かしていくようにし髪の根本に指を押し込み左右に小刻みに動かしてドライヤーの熱を伝わらせてください。生え癖や分け目を付けたい方は、髪を向かせたい方に軽く引っ張り上からドライヤーの熱を当てていきましょう。根本が半乾きになれば毛先を乾かしていきます。毛先を乾かす際は毛先からドライヤーを10cm離して乾かしてください。
ここで重要なのが髪の毛は全体の8割程度乾かせば良いという事です。髪の毛にも水分が含まれていますので完全に乾かすと髪の毛の必要な水分までとばしてしまいます。乾き終わればヘアオイルを付ける事で
- 手触りが良くなる
- 艶が出る
- 保湿保護効果
という効能がありますのでお持ちの方は使用するとより髪の傷みを補修してくれるでしょう。
ドライヤーは毎日髪に当てるものですのでダメージも日々蓄積されてしまいます。そのドライヤーをいかに上手に使うかによって髪のダメージは大幅に軽減する事ができます。ドライヤーを使うのは面倒ですが、自然乾燥は髪の傷みや匂いの原因となりますのできちんと乾かすように心がけましょう。
出来るだけ白髪染めは美容室で行うのが理想
美容室で白髪染めをするとどうしても費用がかかってしまうし時間も取られてしまうので、市販の白髪染めを使用している方も多くいらっしゃると思います。確かに市販の白髪染めですと、家でできるし今は泡タイプのものもありますのでシャンプー感覚で手軽にできますが同時に染めムラができたり傷みが激しく出てしまいます。
一方美容室は、髪の状態を考慮した上で白髪染めができ全体をより均一に染めてもらう事ができ同時に髪のアフターケアも行ってもらえるので髪が傷むリスクを大幅に軽減する事ができます。「毎回美容室に行く暇がない!」や「勿体無さを感じる」方は2回に1回など頻度を決めてでも美容室で染めてもらう事をおすすめいたします。
2週間以内に白髪染めをしたい時は?
皆さんの中には「白髪が出てきたら直ぐにでも染めたい!」という方もいらっしゃるでしょうが2週間以内など短期間に美容室に行くと金銭的にも厳しいですよね。ここでは短期間で安く染めたい方へ自宅で白髪染めをする方法をご紹介していきます。
自宅ケアで美容室のつなぎに
白髪染めの頻度は2ヶ月に1回が理想ですが、どうしても気になる場合は市販の白髪染めを使って自宅でセルフカラーをしていきましょう。
しかし市販の白髪染めは使い方を誤ると髪を傷めてしまいますし美容室のようにアフターケアを完全に行えませんので髪の栄養がどんどん抜けてしまい髪がゴワついてしまう可能性だって出てきてしまいます。自宅で白髪染めをする場合は充分に使用方法に従ってカラーをしていくよう心がけてください。
白髪染めの種類と役割について
市販の白髪染めには
- クリームタイプ
- 泡タイプ
- トリートメントタイプ
が存在します。それぞれ役割や使い方も違ってきますので自分に合ったタイプの白髪染めを使っていきましょう。
クリームタイプの白髪染め
クリームタイプの白髪染めは昔からお馴染みのものですよね。染める力も強く思った色近くに染める事ができるでしょう。色持ちも良く明るい色の実現も可能です。
一方
- 色ムラが起きやすい
- 髪が傷む
- パッチテストが必要
というデメリットもあります。
特にクリームタイプは根本に塗り込むのが難しいので、根本はクリームをティッシュなどで押し込んでカラー剤を入れ込んで行くとよいでしょう。白髪染めには色を入れる際全体に均一に入れる為ブリーチ剤が使用されています。色が明るければ明るいほどブリーチ剤も強くなりますので髪を傷めてしまいます。アレルギー反応が出ないようパッチテストも必要なので初めての方は直ぐに染め始められないのもデメリット点です。
クリームタイプは美容室でも使用されている主流の白髪染めです。使い方やケアさえ守れば美容室顔負けの仕上がりになる事もあります。見えない部分はクリームを塗れていない場合もありますので、できれば誰かに手伝ってもらうと良いですね。
泡タイプの白髪染め
クリームタイプの次に登場した泡タイプの白髪染めで一番のメリット点は塗りやすさではないでしょうか。カラー剤が泡立つ事により普段シャンプーをしている感覚で塗っていく事ができ、根本にも自然と入り込んでくれるので色ムラを大幅に軽減できます。一人でも安易に染めることができて気軽に白髪染めをする事が可能です。
クリームタイプにも欠点があり
- 泡を揉みこみすぎて髪の毛に大きなダメージを与える
- 髪が黒かったり剛毛だと染まりにくい
- 周りを汚してしまう
傾向にあります。
泡がモコモコ出て楽しくてツイツイいつまでもクシュクシュと揉み込んでしまい大きくダメージを与えてしまう
のも珍しくありません。クリームタイプに比べるとカラー剤の強さが軽減するため変化を感じにくい方もいらっしゃいます。また、泡を揉みこむ際に知らぬ間に周りに飛び散らせてしまっている可能性もあります。
クリームタイプと同様初めての場合パッチテストも必要となってきますので直ぐにとりかかれません。
しかし、泡タイプは初心者でも使いやすくブロック分けする必要などもありませんので簡単に白髪染めをしていく事ができます。
剛毛の方は放置時間を少し長めに設定すると良いですね。
染めていく中で楽しさもありますので、白髪染めをするのが億劫にならないのでとても人気なタイプの白髪染めです。
トリートメントタイプの白髪染め
トリートメントタイプの白髪染めは髪を傷めることなく染めていくことが出来ます。白髪を染めるのと同時に髪に栄養も与えてくれるため傷みを気にされる方にはとても理想の商品ではないでしょうか。
トリートメントタイプの白髪染めにも
- 色が染まりにくい
- 狙った色味にならない
- 色ムラができる
という欠点があります。
トリートメントタイプは髪をコーティングし白髪を染めていくのでなかなか思うように色が髪に乗ってくれません。イメージしていた色味にならない場合や全く染まっていない場所も出てきてしまいます。トリートメントタイプの特徴は毎日繰り返し利用していくことで徐々に色味を乗せることができます。即時性はありませんが、髪をいたわりながら染めていきたい方は時間はかかりますがトリートメントタイプの白髪染めをおすすめいたします。
自宅で白髪染めする場合に注意すべき点
自宅で白髪染めをする場合に避けては通れない傷みですが、正しい染め方をする事で大幅に軽減する事ができます。では、自宅で綺麗に白髪染めする方法や白髪染めをする場合に注意することを見ていきましょう。
ムラなく綺麗に白髪染めをする方法
ムラなく綺麗に染めるにはいくつか守るべき点があります。コツを掴めば家でもムラなく痛みを軽減しながら染め上げることができます。
ムラなく綺麗に白髪染めをする方法
1.髪を綺麗にし水分を取り除く
まずは髪の不純物を取り除きましょう。髪の汚れやヘアオイルなどをシャンプーで取り除きしっかりと乾かしましょう。水分が残っていると白髪染めが均一に髪に乗せることができず色ムラが出てしまいます。
2.襟足から塗っていく
カラーは根本から塗ってしまいがちですが根本は地肌に近く他の場所より温度が高いため染まりやすいです。根本に最初に塗ってしまうと根本だけ明るくなりすぎて色ムラが出てしまいますので根本は最後に塗りましょう。
3.適正時間放置する
放置時間はお使いのカラー剤の取扱い書を参考にしてください。髪の毛が「硬い・黒い・初めて染める」場合は色が入りにくい傾向にありますので5分ほど長めに放置しましょう。同時に色ムラを軽減するためにサランラップで髪を覆い温度を上げて効果を促進させましょう。根本は塗り込むのが難しいのでティシュでカラー剤を押し込むと入れ込んでいく事ができます。
4.お湯でカラー剤を流していく
お湯で流す時に一つコツがあります。暖かいお湯を風呂桶に溜めて髪を揉みながら洗っていきましょう。これを「乳化」と言います。乳化とはカラー剤を馴染ませ定着させてくれる作用があります。乳化の行程は5分ほど行うと効果的です。
乳化が終わればお湯で髪を流しシャンプーをしていきましょう。
5.アフターケアをしよう!
白髪染めを自分で行う場合に一番重要なのが「アフターケア」です。
適切なトリートメントの方法
1.水分を出来るだけ絞る
髪に水分が残っているとトリートメントが流れてしまい効果が薄れてしまいます。ポタポタと髪から水分が流れ落ちないくらいまで水気を切りましょう。
2.トリートメントを塗布する
セミロングで500円玉くらいトリートメントを手に取り髪の毛先から中間までしっかりと塗布していきましょう。トリートメントは根本まで付けてしまうと毛穴に詰まってしまいますので注意して下さい。放置時間は10分程度を目安にして下さい。長時間おいても効果は同じです。40〜50度程度のお湯を絞った蒸しタオルを使うとよりトリートメントを浸透させる事ができます。
トリートメントを洗い流す際は、カラー剤を洗い流すのと同様に「乳化」を行いながら流していきましょう。トリートメントを流し終わったら、洗い流さないトリートメントを塗布し水気を充分に切りタオルドライをしっかりしドライヤーで8割乾かすを目安に乾かしていきましょう。髪が広がりが気になったり、艶が欲しい場合はヘアオイルも付けると効果的です。
市販の白髪染めで自分で染めるのは髪にとってとてもリスクの高い行為です。いくらアフターケアを行なったとしても美容室で行うほど傷みを軽減する事はできません。しかし、市販の白髪染めも昔と比べると髪への影響も大幅に改善されています。白髪染めを2週間以内に染めたい場合は美容室で染めるのと混合しながら挑戦してみてはいかがでしょうか。
白髪染めで注意すること
市販の白髪染めは誰でも簡単に手に入れる事ができいつでも染める事ができてとても便利ですよね。でも、市販の白髪染めには注意しなければならない点もあります。
市販の白髪染めで注意することは
- 最低でも2週間は間隔を開ける
- 明るい色にするほど傷みやすい
- 妊娠中や授乳中は使用できない
- アレルギーや副作用に注意する
白髪染めをした髪はとてもダメージが大きいので2週間は様子を見て欲しいところです。白髪染めも明るい色は髪にブリーチを施しながら色を入れていくので髪が傷みやすい傾向にあります。
白髪染めなどのカラー剤は地肌へ付着してしまうと体内に入り込み全身に回ってしまいます。特にカラー剤は女性器・乳房・前立腺に蓄積しやすいそうで妊娠中や授乳中はとても危険な行為となります。万が一の事も考えられますので妊娠中や授乳中は白髪染めの使用を控えましょう。
白髪染めを使って頭皮に異常が出ない為にもパッチテストでアレルギー反応がないかを調べるのも重要です。カラー剤はアレルギー反応で「アナフィラキシーショック」を起こす場合もあり最悪亡くなってしまうケースもありますのでパッチテストは必ず行いましょう。
「市販で売ってあるから安全だ」と思ってしまう気持ちも分かりますが人によっては体に合わない成分だったり、大きくダメージを出してしまう場合もあります。できる限り白髪染めは美容室で行い、市販のものを使用する場合は最善の注意を払って使っていきましょう。
最適な頻度で白髪染めをしよう
いかがでしたでしょうか。白髪で根本が真っ白に染まってしまったら気分もとても落ちてしまいます。最適な頻度や使用方法を守ることで髪の毛のキレイを保つことができるでしょう。白髪染めで髪を傷めない為にも、毎日の自宅でのケアもとても大事なものとなります。まずは毎日のドライヤーの方法から見直していきましょう!
白髪染めの頻度でお悩みの皆様はぜひご参考にされて下さい。