- 気がついたらわきがが驚くほど悪化していた!
- 格安の制汗剤を使ったらわきがが悪化してしまった!
- 市販のデオドラントクリームを使ったらわきがが悪化した!
など、わきがになるだけではなく、わきがを重度に悪化させてしまう人が後を立ちません。
ワキの臭いは、臭い分子が鼻を刺激することで、脳が「臭い」を感じます。
自律神経のバランスが崩れ、神経が刺激される事でにおいを強く感じることもあります。逆に、長時間嗅いでいると嗅覚が麻痺して感じなくなることもあるのです。
もしかしたらわきがかも?と感じても、時間が経つとわきがの臭いが徐々に感じなくなるのはこのためです。
早期に治療や対策をしていれば、わきがを悪化させることはなかったのに対処が遅れたために、わきがを悪化させてしまう人が多いのが現状です。
わきがは、家族がわきがであれば「自分のわきがなのかもしれない」と思いますが、そうでない場合には自覚しにくいことも問題です。
自分自身がわきがであることを自覚しないとわきが対策ができず、わきがの症状はどんどん悪化していきます。
わきがを治すためには、「どんな時にわきがを感じるのか」「他人と何が違うのか」を理解した上で悪化させないような対策を考えていくことが大切と言えるでしょう。
目次
わきがを悪化させる原因は実は身近なところから
わきがの最大の欠点は自分ではわきがであることを自覚しづらいことです。
周りの人から言われて初めてわきがであることを自覚する人はたくさんいることでしょう。
以下の項目に当てはまるものがあるとわきがの可能性があります。
- 間違ったスキンケアをしている
- 食生活の乱れている
- 脂質の多い食事を好んでいる
- ストレスでホルモンバランスの乱れている
- 肌に合わないデオドラントの使用している
- 摩擦によりアポクリン腺が刺激されている
- ポリエステル素材の下着や衣類を好んで着用している
わきはケアを間違えると、簡単に悪化していきます。ワキ毛を引っ張ったり、皮膚を引き伸ばすと「痛い!」と感じませんか?
ワキの皮膚は顔をよりも薄く、傷もつきやすいのです。ところが「ワキ毛があるし頑丈なんだろう」「自己処理をしているけどなんともない」など、今は特にトラブルを感じていない人は露出している顔よりもぞんざいな扱いをしてしまうのです。実は体の中でもデリケートな部位なので、しっかりとケアをおこないましょう。
頭・ワキ・乳頭・デリケートゾーンなどの毛が生えてるところは「脳・リンパや神経組織・心臓・生殖器官」と外からの衝撃を受けてしまうと命の危険に関わる場所です。このような部位からは、異性を引き付けるフェロモンが出るアポクリン腺が多く分布しています。
わきが悪化の原因1:タオルで体を擦るのはNG!
「においを消さなくては」とボディソープや石鹸をつけたタオルでこすってはいないでしょうか?ボディタオルは、石鹸を泡立てて汚れを落としやすい状態にするもので、力任せにこすってしまうと摩擦で肌を痛めてしまいます。
一般的なボディソープには「泡立ちを良くする」ための石油系界面活性剤が含まれています。この石油系界面活性剤は、泡だちは非常に良いのですが肌の角質を溶かしてしまい乾燥しやすくしてしまいます。このような石鹸やボディソープを使っていると肌は「乾燥している」と思い、皮脂をどんどん分泌しようとします。
わきがの原因であるアポクリン腺の汗には、老廃物であある皮脂やアンモニアなどが混ざっています。そこに過剰な皮脂が加わることで、汗はよけいにねっとりしてしまい常在菌が餌にすることで悪玉菌を増やしてしまいます。
肌バリアが正常に働くためには、皮脂は必要ですが必要以上に増やしてしまうことは、わきがにはデメリットでしかありません。
このような状態を作らないためには、安価なボディソープなどは使わずに、抗菌・殺菌・消臭効果のある薬用石鹸で体を清潔にすることです。泡立ちは、ボディソープよりはおとりますが、泡立てネットをつけばしっかりした泡をつくることができます。泡を優しく肌に乗せるようにして全身を洗うようにしましょう。わきがの人は、泡パックで汚れや雑菌を吸着させると肌を刺激することなく雑菌を洗い流すことができます。無理矢にこすったりすれば、肌を痛めるだけですし、乾燥が進み雑菌が繁殖しやすい環境にしてしまうだけです。
垢を落とすためのボディタオルも、わきがの人は使わない方が良いでしょう。背中などの手が届かない場所は、週に1回程度の使用にして肌を刺激しないように心がけてください。
→ワキガ対策はボディソープ選びから!おすすめのボディソープ一挙公開
その後は水分を拭き取り、ケアをしていくのですがタオルで体をこするようなこともよくありません。全身にも言えるのですが、皮膚は乾燥しやすく、お風呂上りは特に空気に触れるので、乾燥もしやすくなります。
ナイロンやポリエステルのタオルは、オーガニックタオルに比べて通気性が悪かったり、化学繊維にアレルギー反応を起こしたりする可能性があり、水分を拭き取りには向いていません。化繊素材が肌に摩擦を与えてしまうと、肌トラブルを起こしやすくなります。
タオルは清潔なコットンタオルや自然素材のオーガニックタオルで、「汗や水滴を抑える」ようにしましょう。バスローブは、着るだけで水滴を吸収する作りになっているのは「皮膚をこすると摩擦で傷めやすい」ことを配慮しているからです。肌触りの良いコットンタオルまたはオーガニックタオルで、汗を抑えるようにしてしっかり乾いたらデオドラント剤を使いましょう。
どんなに効果的な薬用クリームも、肌を傷つけていては力を発揮できなくなります。普段の何気ない行動を見直すことで、今のわきがを軽減することができるのです。
わきが悪化の原因2:食生活に落とし穴があるかも!
わきがだけでなく、体臭や口臭の原因も食事内容や食べ方に問題があることは事実です。東洋医学では、内臓を部位に分けずに心と自然が内臓同士の働きと調和していると考えられています。また、中国でも食生活が乱れていると体調も不調になると考えられています。つまり、食生活と体の体調は密接な関係があるのです。
さらに東洋医学では、
「気滞」「冷脾」「辛辣」「脂甘厚味」という言葉があります。
- 気滞
- 「気滞」は、食事を食べすぎることにより胃腸に負担がどんどん溜まり気力(やる気)がなくなることです。胃腸の不調は口臭の元ですし、肥満は体臭を強くします。
食事の量が多かったり、油分を使った食事が多い人、脂質の多い食事を好む人、満腹になるまで食べないと気が済まないような人は、わきがのにおいも強い傾向があります。欧米のように、脂質の多い肉類や、油分を使うような外食を日常的に繰り返している人は、消化に時間がかかったり、食事の時間が遅いなどの特徴もあります。急いで食べて咀嚼をしっかりしない人も、胃腸に負担をかけやすく臭いの元が体内に作られやすいのです。社会人になると、付き合いで外食でアルコールを飲む機会も多くなり、胃腸が疲れることでわきがも同時に悪化する事もあります。
- 冷脾
- 辛辣
- 脂甘厚味
「冷脾」は、冷たいものの飲みすぎで、脾臓の働きが悪くなり体に老廃物を蓄積しやすくなることです。
暑いから冷えた飲み物や冷たい氷菓子を食べすぎると、内臓が冷えてしまい体臭やわきが臭を強くします。冷たいビールはとても美味しいのですが、これも適量を超えると体調を悪化させ、わきがの臭いを強める原因になります。
「辛辣」は、刺激物を大量に生活に取り入れると体臭・口臭・わきが臭が強くなるというものです。
香辛料だけでなく、タバコやお酒も必要以上の摂取は毒にもなります。温活に効果的な「ショウガ」も多量に摂取し過ぎると刺激物となり、においを強くすることも。また脱臭のための、タブレットなども食べ過ぎてしまうと刺激物になってしまいますので注意しましょう。香りや刺激があるものは適量が一番です。
「脂甘厚味」は、その名のままに「動物性の脂質」「砂糖などを使った甘い菓子類」「味が濃いもの」をたくさん食べていることを言います。確かに脂質の多いものは旨味があるので、「食べた満足感」を得ることができます。これを油分で調理すれば、さらに満足できますので気づかないうちに大量の油分や脂質が体の中に吸収されてしまいます。
運動することで、上手くエネルギーに変換できればよいのですが、そうでないと脂肪酸が血液中に流れだし皮脂腺からの皮脂の分泌も盛んになるので、アポクリン腺が肥大しやすくなってしまいます。
わきが臭が強い人は、脂質や味が濃いものを好む傾向にあります。
食事の好みをいきなり変えるのは大変かも知れません。しかし、わきがだけでなく食生活の改善は、生活習慣病予防の為にも改善すべきでしょう。
最近、日本の食文化は欧米の食文化を強く影響を受けています。脂質が多く高カロリーなジャンクフードを筆頭に、肉メインの食事や刺激の強い食事が多くなりました。
日本人は穀物を中心とする和食という食文化をもっています。和食は、低カロリーで食物繊維やミネラルが豊富でとてもヘルシーな食事です。こうした和食中心の食生活が、日本人をわきがになりにくい体質にしていました。
欧米では、わきが体質の割合が日本人の10倍近いというデータがあります。
これは、遺伝的な要素もありますが、食生活の影響が大きいからです。
今後も食生活の欧米化は進んでいくと思います。肉や脂の多い食事を全く取らなくするのは難しいと思います。
けれど、なるべく和食中心の食生活にシフトすることでわきがの悪化を防ぐことに繋がることは間違いありません。少しづつ食生活の改善をしていきましょう。
→ワキガの薬ランキング!最強の薬はどれ?気になるワキガ薬を集めました
わきが悪化の原因3:ストレスによるホルモンバランスの乱れも
ストレスを感じると、副腎ホルモンが働き精神を安定させてくれます。
ところが、このストレスホルモンが毎日のように活発の分泌されるように脳が働いてしまうと、自律神経のバランスが崩れてしまい体中のホルモン指令が上手く働かなくなります。
女性の場合「生理」があるので、ストレスからホルモンバランスを崩してやすいです。
よく女性が「イライラ」していたり、「頭痛」で体調不良を見かけるのはこのためです。
さらにストレスを感じたことで汗をかきやすくなります。
この状態が長く続いているとアポクリン汗腺が発達していきます。
アポクリン汗腺はわきがの臭いを作る大元です。
このアポクリン汗腺が発達していくとわきがの症状はどんどん悪化していきます。
なので、その日のストレスは、できるだけその日に解決するように心がけましょう。
軽いストレッチやリズムを刻んだり、音楽を聴くことで脳をリラックスさせることもおすすめです。
たまには1日ゆったりした休日を作り。
「好きなことをする」もしくは「何もしないダラけた時間を作る」こともわきがを悪化させない方法の一つです。
わきが悪化の原因4:制汗剤成分をちゃんと洗い流していない
低価格な制汗剤スプレーなどには、石油系の界面活性剤が使われています。
低価格な制汗剤スプレーなどには、石油系の界面活性剤が使われています。たまに使用するのであれば、お風呂で洗えば落ちていきます。しかし、毎日となると皮膚に汚れとともに余分な成分が残ってしまいます。
これが汗や皮脂と混ざることで細菌の繁殖を許してしまうと、衣類の摩擦と重なりにおいをひどくさせてしまいます。汗がどうしても気になるなら、汗取りパットをつけ、低価格な制汗剤を使うのではなく、持続性の高い薬用のデオドラントクリームを使いましょう。
安価な市販のデオドラント剤は、使いすぎてしまうと乾燥を引き起こし肌のバリア機能を低下させます。そうなると、雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいにおいがさらに強くなっていきます。それを誤魔化すために、また上塗りしてしまえば堂々巡りにしかなりません。そうならないためにも、薬用わきがクリームを使用しましょう。
薬用わきがクリームは、多汗防止や制汗力だけでなく、殺菌・抗菌作用があり、わきがの臭いを繁殖させるのを予防する効果があります。このように、わきがに効果のあるデオドラント剤を選ぶことも大切なのです。
わきが悪化の原因5:わきが手術後に再発したり思うような効果がなかった
わきがだから手術が必ず必要ではありません。
アポクリン腺から多汗しているくらいなら軽症であり、永久脱毛や精神療法等で解決できます。
アポクリン腺からの多汗が酷く気になる場合には手術も選択肢となります。
手術にも色んな方法がありますし、わきが手術専門医や症例が多い病院であればかなりの確率でわきがを治せる事もあります。
ただ一時的に手術をしても、後々にわきがが再発する事もあるのです。
わきが手術をするのは「重症のわきが」であり、アポクリン腺の切除が好ましいと判断された時が一番です。
わきがの原因:6 身に着けている衣類の素材
コットン素材は、吸収性が非常に良いのですがポリエステルのような化学繊維は吸収性がなく蒸れやすい特徴を持っています。
ポリエステルを線維に混ぜることで、強度を高めたり艶をだしたりドレープを作ったりのメリットもあるのですが、わきがの人がこのような繊維を好んで着用すると臭いが発散され周囲にもれてしまいます。
汗を吸い取るわけでもなく、弾いてしまい熱をこもらせてしまうので、いっそう湿度を高くして雑菌の繁殖がしやすい環境を作り出す事になるのです。おしゃれなデザインには、ポリエステルが含まれていますので女性に「着るな」というのは無理な話ではありますが、汗をかきやすい天候や季節はできるだけ避けることも考えてみましょう。
どうしてもポリエステル素材の衣類を身に着けたいのであれば、汗取りパットなどを有効に使かい蒸れないようにしましょう。
わきがの原因7:脱臭剤の使い過ぎ
わきがの場合、衣類にも臭いがついてしまいますので衣類の脱臭剤を使っている人も多いと思います。スプレータイプですから、においが気になったらスプレーするだけなのですが、一般的な脱臭剤がニオイを閉じ込めることで臭わないようにするものが多く雑菌そのものを死滅させるものではありません。
においを細かな分子で包み込むだけですから、衣類に汗がしみこんだりしている場合には分解して消臭できないと意味がないのです。タバコ臭の衣類に脱臭スプレーをしても、においが戻るのは「衣類に染み付いている」からで外的なにおい以外に汗に含まれているニオイが消えていないということです。
わきがが臭うたびに、脱臭を繰り返しても根本的なニオイ菌が消えない限りは、混ざってしまい悪臭となって発散されるだけです。体臭強力脱臭と書いてあってもわきがにはまったく効果がなく、反対に、においを悪化させてしまっています。どうしても体臭強力脱臭の商品を使いたいのであれば、わきが専用の衣類消臭剤を使うようにしましょう。
わきがのにおいと汗の臭いは出所がまったく違うものですし、衣類に染み付いてしまったわきが臭は市販の脱臭剤では消えることはないのです。
わきがの悪化を防ぐ対策は?
- 食事を含む生活習慣の改善
- ストレスを溜めないようにする
- 身に着ける衣類は通気性にこだわる
- 正しいデオドラントを使用する
冷静に考えれば手術を除くと、日常生活で自分が気をつければ防げるものばかりです。自分では気づかないうちに、わきがを悪化させているのですから「自分に該当すること」を順に改善していくことが悪化を防いでくれるのです。
生活習慣や食事を改善したりしても、翌日から効果がすぐにでるものではありません。体内が正常に機能するためには、毎日の積み重ねが大切なので「全然効果がない」とあきらめずに「少しでも良くしていこう」という気持ちがあればいいのではないでしょうか。
それだけでなく、気になるわきがを消臭したり、多汗防止効果の高いデオドラント剤を選ぶことで、よりわきがの悪化を防ぐことができます。市販のデオドラント剤は、一時的な効果しかありませんので「1日わきがであることを忘れられる」ような薬用わきがクリームを使用しましょう。
数あるデオドラントクリームの中でも「クリアネオ」はおすすです。
「クリアネオ」は無香料で殺菌力も非常に高く、防臭効果の持続性にも優れているのが特徴です。
わきがを悪化させる具体的な原因とはいったいどんなものなのでしょうか?一つ一つ見ていきましょう。