生活をしていると「あれ?自分ってもしかして臭い?」や「周りから臭いと思われてそう」と気になる事はありませんか?
汗臭い、足が臭いというのは自分でも気づけますが、それ以外のニオイは中々気づく事が難しいと思います。もし自分から強烈なニオイを発していて、周りに不快感を与えてたらどうしよう…と思うと勉強も仕事も手がつかなくなることも。市販のケア品でエチケットはしてるものの、本当にニオイが消えているのかも疑問です。
体臭には種類があり、それぞれに合った対策をしなければ中々改善ができません。この記事ではニオイの特徴別に、今日から始められる体臭対策方法を紹介しています。自分がどんなニオイかをチェックする方法も載せているので、是非チェックしてみてください。
目次
体臭の種類と特徴
体臭は主に①汗と皮脂が原因のニオイ②体内が原因のニオイ③腸内が原因ニオイの3つに分かれます。それぞれがどんな特徴があり、そしてどんなニオイを発するのかをまとめました。
汗と皮脂が原因のニオイ
種類 | 年齢 | ニオイ |
---|---|---|
汗臭 | 10代〜20代 | 酢臭、半乾き臭 |
ワキガ | 10代前半〜 | 鉛筆削り臭、カビ臭 | ミドル脂臭 | 30代〜40代 | 古い油臭 |
汗臭
体臭の多くの原因は汗によるものがほとんどです。汗自体は透明無臭なのでニオイはありませんが、汗と体の表面にある雑菌があわさる事で徐々に酸っぱい様な特有の臭いを発します。汗にはエクリン腺とアポクリン腺という2つの汗腺がありますが、アポクリン腺に含まれる脂質やタンパク質、アンモニア等を含んだ臭いが蒸発することでニオイが広がります。足の臭いも同じ原因で、靴下や靴で足が密閉され蒸れることで、雑菌が繁殖しやすくなり特有のニオイを発します。
ワキガ
ワキガのニオイも汗と雑菌が原因です。ワキガの場合は生まれつきアポクリン腺の汗腺の数とそこから分泌される汗の量が多く、ニオイも通常の汗臭いというよりは独特のきついニオイになります。ワキガは遺伝性ですが、アポクリン腺が活発になるにのは思春期からなので、10代前半からワキガで悩む人が増えていきます。
ミドル脂臭(みどるししゅう)
ミドル脂臭はあまり聞きなれない言葉ですが、加齢臭になる手前の30代〜40代の頃に発生するニオイです。これは加齢臭とは違い、ストレスや疲れる事で乳酸が作られていきます。この乳酸と汗と肌表面の雑菌が組み合わさることでジアセチルという物質を作り、脂っぽい臭いニオイが発します。特徴としては加齢臭と似て首の裏から頭から出てくるベタベタとした汗が出てきます。
その他
・デリケートゾーン
男女の汗のニオイは同じですが、女性のデリケートゾーンのニオイの悩みもアポクリン腺からの汗の量が原因になります。ストッキングやショーツの締め付けによりデリケート部分が蒸れやすく、汗と雑菌が繁殖します。臭いも人によっては酸っぱいものから特有の生臭い…というったものになります。
体内が原因のニオイ
種類 | 年齢 | ニオイ |
---|---|---|
加齢臭 | 40代半ば〜 | 古本、ロウ、青カビ |
疲労臭 | 20代後半〜 | アンモニア臭 | ダイエット臭 | ーー | 甘い酸臭 |
加齢臭
加齢臭はミドル脂臭後の40代以降から発生すると言います。歳を取る事で体内の酸化を抑える力が弱まり皮脂酸等の分泌が増えていき、肌表面の雑菌と組み合わさる事でノネナールというニオイの元が発生します。加齢臭は男性のイメージも強いですが、女性にも加齢臭があり主に女性ホルモンが低下が原因とされています。
疲労臭
体に疲労が溜まると発生するニオイもあります。この疲労臭とは、疲れを回復する為に体の内部でタンパク質が分解されアンモニアとなり、肝臓で尿素に分解されてから最終的に尿として排出されます。疲れが溜まってくると肝臓の機能が弱まり、分解されなかったアンモニアが体の中を巡り、最終的に毛穴から汗と組み合わさって出てくることでニオイが発生します。アンモニアが原因の為ツンとしたニオイが特徴で、仕事で疲労がたまりやすい20代後半からニオイが現れる事が多いです。
ダイエット臭
ダイエットしている人もニオイに注意してください。もし「甘酸っぱいニオイ」を感じているなら、それの正体はケトン体です。ダイエットをする事で中性脂肪が分解されると脂肪酸になります。この脂肪酸が上手く分解しきれずに体内を巡ると、ニオイが強いケトン体という物質に変わり、このケトン体の量が増えると汗以外も尿や口臭といった様々な所から強烈なニオイを発します。
腸内が原因ニオイ
腸内が原因になるニオイは主に食べたものが分解・発酵された時に発生するガスからとされています。普通ならおならや便で体の不要なものは外に排出されますが、不摂生な生活で代謝が落ちてしまうと腸の機能が弱まり便を作らなくなります。体の中にある食べ物は腐敗を続けるので、便として出ない場合は徐々に体全体を巡り、悪臭化して口や汗から口臭や便臭、腐敗臭となります。
体臭対策を今すぐに始めるべき2つの理由
放っておくほどニオイは悪臭化へ
体外・体内いずれのニオイも、時間が解決する事はありません。衣服についた汗のニオイは繊維の奥まで浸透しているので、中々消えません。洗わずに翌日も同じ服を着ていると、昨日のニオイと新しく生成されるニオイがあわさって更なる悪臭に繋がります。
周囲への不快感による生活への影響
直接臭いと言われる事はあまり無いですが、周囲の雰囲気や行動で「自分は臭いんだ」と感じてしまうことがあります。人によってはニオイのせいで深く悩んでしまい、そこから更にストレスによって体の機能が低下していき、別のニオイも作ることになります。日頃からのこまめなケアが、ニオイレスで快適な生活を過ごす事が出来ます。
今日から体臭を改善する為3つの方法
ニオイが気になるならすぐに対策を始めるべきです。ここでは特徴別にニオイの原因をおさえて快適に過ごす為の方法を紹介します。
汗や皮脂が気になる人はデオトラントや制汗クリームがおすすめ
汗やワキガ特有のニオイは汗と雑菌によるものです。その為、汗が出る事を抑えながら肌表面にある雑菌を殺菌する事が重要になります。市販の制汗剤やデオトラントは汗を抑える効果があります。ただし、効果が弱かったり長時間持続はしないのでこまめな塗り直しが必要です。
医学部外品の制汗剤は市販のものより、殺菌や制汗能力が高い為、汗を1日おさえることも可能です。特にワキガの人はエポクリン腺からの汗の分泌をおさえる必要があるので、威力の高い商品を使うことをおすすめします。
当サイトでは強力なニオイを対策出来る商品を徹底調査したので、こちらの記事も参考にしてください。
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加齢臭や体内からのニオイは衣服や靴の”洗浄”が大事
加齢臭の様な体内の原因によって発生する汗は、かなり強烈なニオイを周囲に放っています。衣服や肌に触れるものはその原因となる汗をたっぷりと染み込ませるので、洗わずにいるとニオイとニオイが重なり、凶悪なニオイに発展します。ファブリーズ等の除菌グッズを使うのも良いですが、結果的にニオイを抑えているまでなので、洗濯をしなければあまり意味がありません。他の人よりも体臭が気になっている人は、普段着ている衣服や枕、タオルはマメに洗うように心がけましょう。
自分で出来るセルフ体臭チェック
自分がどこから臭うのか、よく分からない人向けに自分でチェック出来る方法を集めました。身の回りのものからのニオイや、日頃の生活習慣を確認する事でニオイの発生源を知る事ができます。
汗や体表面のニオイが気になる人
一番汗をかきやすい部分の肌と衣服が触れる場所をかいでみましょう。一般的には脇、首裏、背中がかきやすいです。酸っぱいニオイ、古い油の様なニオイ、半乾きの様なニオイだと汗が原因になることが多いので、家で衣服を脱いだ後にかいでみましょう。
口臭が気になる人
口臭が気になる人は手やビニール袋を使って自分の息を確かめてみましょう。手を使う場合は必ず一度石鹸を使わずに手を洗ってからニオイを確認してください。他にも鏡で舌の表面の色を確認する方法があります。薄いピンク状ではなく、真っ白、薄い黄緑色、薄い茶色の場合は舌苔(ぜったい)という舌の表面に食べカスや最近が滞留したものが原因でニオイを発生している時があります。
加齢臭が気になる人
加齢臭が気になる人は頭皮のニオイが重要になります。起床してから8時間〜10時間経過後に、頭皮を優しくこすって嗅いでみましょう。古本や新聞紙のニオイ、古い油のニオイ、ろうそくのニオイ、青カビのニオイといったものが加齢臭の特徴です。他にも頭皮のニオイが移りやすい枕のニオイも嗅ぐと、加齢臭かどうかが判断しやすいです。
まとめ
体臭対策は正直面倒くさいと思います。汗をかかない人やニオイがしない人よりも数倍もの気遣いをしなければいけません。ただ、昨今のスメハラといった言葉あるように、ちょっとしたニオイが原因で周りを不快にしてしまったり、いじめにあったりといった現象も多くあります。ニオイは年齢と共に変化をするので、誰でも臭くなってしまう事もあります。自分が今どんなニオイを放っているかを正しく理解して対策をするようにしましょう。