CATEGORY わきがの治療とニオイ改善法

香りや臭いは、人の第一印象を決める一つの要素であり、ワキガの悪臭によってその人の悪いイメージを定着させるといっても過言ではありません。
だからこそワキガで悩む方にとってワキガは深刻な悩みとなっていて、一日でも早くワキガを克服したいと思うのは当然のことです。

まず知っておきたいことは、ワキガの治療方法は一つではないということです。
そのため、数あるワキガの治療方法の中から「自分に合った」方法を見つけることが、ワキガを克服するためには必須となります。

ワキガでお悩みの方に…手術に頼らない治療方法を知る

ワキガで悩む方は多く、最近ではワキガを治療するための多種多様な選択肢があります。
また、ワキガの程度によっても治療方法が異なります。

しかし、手術はしたくないという方や、手術をするほどの臭いではないという方も多いでしょう。
まずは手術以外の治療方法をご紹介します。

薬物療法

ワキガの治療方法として、最も一般的と言われている方法が、薬を使った治療方法です。
「ワキガには悩んでいるけれど、手術をする勇気がない…」という方にとっては最適と言えるのではないでしょうか。

薬物といっても、ワキガの治療にはクリームやスプレーを用いる場合が大半です。
臭いの元となる細菌の繁殖を防いだり、汗の分量を減らすなどといった効果が期待できます。

薬物療法の一番のメリットは、費用を抑えることができる点です。ワキガに効果のある薬は、ドラッグストアなどでも手に入れることができ、多くの方が使用しています。

一方で、薬を長期的に使用することで、皮膚トラブルを引き起こす可能性があったり、根本的な克服にはならないという声もあります。

ボトックス治療

ボトックス治療とは、「ボツリヌス毒素A」という物質を、専用の注射器を用いて注入する治療方法であり、メスを用いない治療法として人気が高まっています。
「メスを使う手術はしたくない」「確かな効果を短期間で得たい」といった方にオススメの治療方法です。

使用されるボツリヌス毒素Aは、目尻や眉間などのシワ対策や口角を上げる治療など美容関連の治療によく活用されており、女性のお悩みに対して確かな実績がある点は安心できるのではないでしょうか。

ワキに注射を打つだけなので、約10分の所要時間で約半年～1年ほど効果が持続します。
もちろん、人によって持続期間は異なりますが、汗をかきやすく薄着で過ごすことの多い夏場など期間を限定して気になる臭いを押さえたいという方に良いでしょう。

電気凝固法

電気凝固法はわき毛の1本1本に対して細い電極針を刺すことで、電流を通して毛根を凝固させるという方法です。そのため、脱毛方法として長年使用されていました。

臭いの元となるアポクリン腺を電流の熱で破壊するため、ワキガの独特な臭いに効果があると言われています。

電気凝固法でわき毛をなくすことによって、細菌の繁殖を防ぎ、汗やワキガの悪臭を滞りにくくする作用も期待できます。
しかし、電気凝固法も根本的にワキガを治療するというよりは、「臭いを軽減させたい」、「脱毛効果も同時に得たい」方向けと言えるでしょう。

ワキガの治療方法としての手術　その効果とは？

ワキガを根本的に克服したいと考えているのであれば、最終的には手術という方法を選択せざるを得ません。

ワキガの手術といっても、治療方法は一つではありません。
自分の症状や程度合った方法を選択することが克服のカギとなります。

直視下手術法

その名の通り、専門医が自分の目で確認しながら手術を行う方法であり、分類すると切除法と剪徐法の2種類があります。

切除法

まず切除法は、ワキの皮膚を皮下組織ごと切除する方法です。

皮下組織ごと切除してしまうことで、根本的にワキガを克服することが可能となりますが、その一方で皮膚のツッパリ感やしびれなどの副作用があるケースや神経を損傷する可能性、範囲が限られることなどリスクや手術に適応するかどうかも人によって異なります。
傷跡も大きく、高リスクとなることから現在では施術法を施術する医師は少ないと言われています。